段落分けについて
分かりやすい段落分けついて
何故段落は大切なのか？
段落は、視覚的に、論文の構成を理解することができるので、読み手にとって重要な指針となります。もちろん、書き手にとっても、自分の主張をしっかりと理解してもらうために、重要なポイントです。
ネイティブの研究者が、論文を読むときに、まずはIntroductionをざっと読み進めます。その時に、内容を素早く理解するために役立つのが、段落です。例えて言うと、海外旅行に行ったときに、まずはヘリコプターに乗って、町全体を見まわして、それから自分の行きたい場所を決め、効率的に回っていくような感覚です。最初から、順番に読み進めていくと、時間の無駄になるからです。もし、読み手が、Introductionの内容を的確に理解し、自分の興味に合っていると思えば、その内容をしっかりと読み進めていくことになるでしょう。
日本人の書く段落を見ると、段落にしっかりとした意図が込められておらず、短すぎる、又は長すぎる段落が多く見られます。自分の論文を、素早く、的確に理解してもらうためには、正しい段落の作り方を身につける必要があります。
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藤野 輝雄 (著)
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