Resultを書くためのモデル2

Resultを書くためのモデル2

Resultを書くためのモデルづくり2

「Resultを書くためのモデルづくり1」で出てきた内容をもう一度おさらいしてみましょう。

Sentence1 and 2

筆者は、他の研究者によって得られた発見、結論を紹介している

Sentence3 and 4

筆者は、自分の研究手法について振り返り、さらに情報を追加している

Sentence5

筆者は、図、表、グラフに注意を向けさせている

Sentence6

筆者は、特定の結果に言及し、それを他者の研究結果と比較し、説明している

Sentence7

筆者は、自分の研究結果の概況を述べ、新しいパラグラフを始めようとしている

Sentence8

筆者は、自分の特定の研究結果を他の研究と比較し、コメントをしている

Sentence9 and 10

筆者は、自分の特定の研究結果を詳細に説明し、コメントをしている

Sentence11

筆者は、結果の分析に使った手法について述べている

Sentence12

筆者は、自分の結果の問題点を述べている

Sentence13

筆者は、自分の結果のまとめ的な評価をしている

 

これを見るだけも、Resultの章において、あなたが何を書けばよいのか参考になると思います。

 

さらに、Resultの基本的な4つの構成を見ていきましょう。

Category1

研究の目的や過去の研究例などを振り返る
Methodologyを振り返る、もしくは、さらに掘り下げる
Resultの概要の説明

Category2

Resultへの導入
結果の提示(説明あり or 説明なし)
他の研究結果との比較
理論からの予測との比較

Category3

研究結果が含む問題点

Category4

研究結果からの示唆(今後の展開や応用)

 

次のステップは、あなたがいつも読んでいる実際の論文を見ていきます。その論文の、「Analysis」「Data Analysis」の章をまずは読んでみてください。そして、上に出てきたCategory1〜4がどのように記述されているか見てみましょう。

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